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幼児の日本語教育はどうすればいいのか?【バンコクおやこ相談室2025年2月号】

  • 執筆者の写真: あせすトンロー・プロンポン個別学習院
    あせすトンロー・プロンポン個別学習院
  • 2025年1月23日
  • 読了時間: 3分

更新日:2025年3月22日

【今月のご相談】

子どもをバンコクのインターナショナル幼稚園に通わせています。まだ小学校に上がる前なので、本格的に日本語の勉強を始める必要性を感じていなかったのですが、一時帰国時に同い年の子どもとコミュニケーションを取ることに苦労している様子が見えたので、何か手を打った方がいいのかも? と考えています。夫は日本語を話せませんので、日本人の私が何とかしなければならないのだと思いますが、どのような努力をすればいいのかわかりません。


【ご回答】

子どもは家庭や学校(幼稚園含む、以下同じ)などで言語を使うことで、その言語を使いこなすようになります。子どもたちが起きている時間のうち、家と学校で過ごす時間は概ね半分ずつになるかと思います。日本語を使う学校に通われるなら、家以外でも週5日、5~7時間は日本語に触れることになりますが、インターに通うのであれば、ここをどうするかを考えねばなりません。さすがに学校と同じ分量の日本語を学校外で触れることは難しいですが、何をすればプラスになるでしょうか。ご家庭(学校外)での取り組みを充実させるほかはありません。例えば、

 

1.家庭内では日本語で話すことを徹底する

小さいうちからインターに通っている子どもは日本語よりも英語が得意になるケースが多いです。子どもの中に語彙がなく英語でしか伝えられないこともあるでしょうが、「それは日本語ではこう言うんだよ」と語彙を増やすよう意識しましょう。

 

2.子どもが言うことに、大げさに反応する

自分の考えていることが伝わったと思うことが言語を使う喜びにつながります。大人が聞き流しながら「ふーん」では、子どもは日本語で話そうというモチベーションを失います。

 

3.子どもの言うことに対し、Yes/Noでは答えられない質問をする

そうすると、おうちの方の質問に対して自分なりの答えを考えるはずです。この考える過程が大切です。

 

4.子どもの使っている言葉が間違えていても否定しない

否定ばかりでは、子どもが日本語から逃げたがります。「それってこういうことかな?」と聞き返してあげて、子どもに、こういうときはこう言えばいい、と学ぶチャンスを与えましょう。

 

5.親以外の人と日本語でコミュニケーションを取る機会を作る

例えば、祖父母とオンラインで話す、日本語でできる習い事をする、などです。短期的なもの(イベントへの参加など)はほぼ効果がないです。1日5分、10分、15分でもいいから、毎日に近いペースで続けることが大切です。

 

最初はなかなか成果を感じにくいかもしれません。それでも地道に続けていくことが大切です。私の経験上、日本人学校に通っている子どもに比べると、インター校生の子たちは英語の力はぐんぐん伸びるのに対し、日本語は数年単位で遅れが出るのがふつうです。しかし、両方をやり続けている生徒は、中学生後半や高校生の時に遅れを取り戻し、両方を論理的に使いこなせるようになるケースも多いです。

 

ちなみに父親が日本人で母親がそうではない場合は、ハードルが上がります。父親が生活の中で子どもとコミュニケーションを取る時間を十分に確保できないが、子どもに日本語を使えるようになってほしいなら、できれば日本人学校に通わせてほしいです。それだけで生活の半分が日本語になるからです。インターに通う場合、日本語は第3言語です。よほど言語能力が高くないと、3つ同時に使いこなすのは至難の業です。

 

あせすには日本では年長にあたる学年から通ってくださっている方がいます。ひらがな、カタカナからじっくり取り組みつつ、講師とおしゃべりすることも重視しています。

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